インストール windows10
RedmineをWindows10 環境にインストールする際には、いくつかの手順を踏む必要があります。まず、Redmineを動作させるためには、Ruby、Rails、データベースシステム（MySQLやPostgreSQL）等の準備が必要です。インストーラパッケージを用いることで、これらの環境構築を合理化することが可能です。例えば、「Bitnami Redmine Stack」はWindows環境でのセットアップを容易にするための一つの選択肢です。Bitnamiを用いれば、関連するソフトウェアが一括でインストールされるため、初心者にも扱いやすくなっています。
しかし、より詳細な設定やカスタマイズを望む場合は、各コンポーネントを個別にインストールし、Redmineの設定ファイルを編集していく必要があります。その際には、公式のインストールガイドを参照しながら進めることが重要です。また、Windows特有のシステム要件や依存性についても考慮する必要があります。環境が整ったら、Redmineのソースからアプリケーションを構築し、Webサーバーと連携させて動作検証を行います。正常に動作することを確認したら、チケット管理やプロジェクト管理機能を活用する準備が整います。
画像 埋め込み
Redmineにおける画像の埋め込みは、チケットや文書に追加の情報を視覚的に提供するのに役立ちます。画像を埋め込むには、まずRedmine内の該当するチケットやWikiページにアクセスし、「ファイルの添付」機能を使用して画像ファイルをアップロードします。アップロード後、画像を表示したい場所に特定の記法を書き込むことで、画像を埋め込むことができます。たとえば、「！{幅x高さ}画像ファイル名！」という形式を使用することにより、指定したサイズで画像を表示することが可能です。画像のサイズなどの詳細なフォーマットは、Redmineのヘルプセクションで確認することができます。
ただし、これらの操作を行うためには、適切な権限を持ったユーザーである必要があります。また、ファイルサイズの制限や画像ファイルのフォーマットなど、サーバー側で設定されているルールにも留意する必要があります。画像の埋め込みは、チームメンバーにとって重要な情報を共有する際に大きな効果を発揮し、より効率的なコミュニケーションを実現させることができます。
アップデート方法
Redmineのアップデートは、セキュリティの保持と新機能の利用のために非常に重要です。アップデート手順として、最初に現在のRedmine環境とデータベースのバックアップを取得することが絶対に必要です。万が一、アップデートに失敗した場合でも元の状態に復元できるようにするためです。次に、新しいRedmineのソースコードをダウンロードして置き換えますが、このときにカスタムしたテーマやプラグインなどがある場合は、互換性があることを確認する必要があります。
さらに、データベースのマイグレーションを実行し、新しいバージョンに対応するためのスキーマの更新を行います。このプロセスには、コマンドラインから特定のスクリプトを実行することになります。アップデート作業後は、全てのプラグインも最新バージョンに更新を行い、設定ファイルが新しいバージョンに対応しているか再確認することが不可欠です。最後に、全体の動作テストを行い、問題がないことを確認したらアップデートは完了です。アップデート作業自体は複雑な場合が多いので、慎重に計画を立て、可能であればテスト環境で事前に実行することを推奨します。
ウォッチャー メール 届かない
Redmineにおけるウォッチャー機能は、特定のチケットやWikiページに更新があった際に通知を受け取ることができる重要な機能です。しかし、ウォッチャーに設定されているにも関わらずメールが届かないという問題が発生することがあります。このような場合、まず確認するべきはRedmineのメール送信設定です。メール通知の設定が正しく行われているか、また、SMTPサーバの設定に誤りがないかを検証します。また、ユーザーのプロファイルでメール通知のオプションが適切に設定されているかも確認が必要です。
さらに、メールサーバーのスパムフィルタやファイアウォールが原因でメールが遮断されていないか、受信トレイや迷惑メールフォルダを確認することも重要です。企業環境であれば、IT部門への問い合わせを行い、ネットワーク側の問題でないかを洗い出す作業も必要となります。これらを総合的にチェックし、原因を特定することで問題解決に繋がります。問題が解消されない場合は、Redmineのフォーラムやコミュニティに支援を求めるのも一つの手です。
新しいチケット 表示されない
Redmineで新しいチケットが作成されたにも関わらず、それが表示されない問題が起こる場合があります。この問題の一般的な原因としては、ユーザーの権限設定の問題や、チケットが特定のプロジェクトに紐付けられていない場合などが考えられます。また、表示されているビューやクエリが新しいチケットを含まないようにフィルタリングされているかもしれません。チケットが正しく表示されるためには、適切な権限が与えられていることを確認し、フィルタの設定を見直し、必要に応じてリセットすることが肝心です。
さらに、システムのキャッシュ問題が原因であることもあり得るため、それが原因である場合はキャッシュをクリアすることが解決策となることがあります。問題が解決しない場合には、Redmineのログファイルを確認することで、問題の発生箇所をより詳細に把握することが可能です。必要に応じてRedmineのアップグレードを検討するか、またはRedmineコミュニティへのサポートリクエストを検討することも一つの方法です。